シロアリに関するリフォーム費用は?知っておきたい工事する際の注意点

建てたばかりの家であれば、通常はすぐにシロアリが発生することはないでしょう。

しかし、年月の経過とともに建物の様々な場所で劣化が発生し、それとともにシロアリのリスクが一気に高まります。

中には、シロアリの被害に遭っているにもかかわらず、それに気づかずに生活を送る家庭も存在します。

シロアリの被害を放置しておくと取り返しのつかないことになるため、気が付いた時点ですぐに対策を取らなければなりません

初期段階であれば単純な駆除だけでも何とかなりますが、既にボロボロになっている箇所がある場合はリフォームが必要です。

同様に、そういったシロアリの被害を防ぐために初めからシロアリ対策のリフォームを施すのも方法の1つです。

この記事では、そんなシロアリに関するリフォームについて知っておいた方がいい知識や費用の相場などを紹介させていただきます。

シロアリに関連したリフォームを考えている方の参考になれば幸いです。

目次

シロアリに関するリフォームは2つ

次に押さえておきたいポイントとして、シロアリの住宅リフォームは大きく

  • 予防のためのリフォーム
  • 被害に遭った場所の修繕工事

の2つに分けられるという点です。

それぞれの違いを見ていきましょう。

シロアリを予防するためのリフォーム

仮にシロアリの被害がない住宅であっても、今後シロアリが住み着く可能性は十分に考えられるため、それを事前に予防するためのリフォームです。

例えば、水回りは経年劣化によって床下部分に水漏れが発生していたりすることも珍しくはありません。

そうなると床下は湿気が溜まりやすくなり、シロアリの好む環境が出来上がってしまうため、いつの間にか床下からシロアリに侵入されてしまうのです。

それを避けるためには

  • 定期的な点検をすること
  • シロアリの発生を誘発しそうな原因を早めに潰しておく

この2つが重要になってきます。

また、シロアリ被害を点検するのは意外と大変ですので、床に点検口などを設けて簡単に床下チェックができるようにするというのも予防リフォームの一種です。

シロアリ被害に遭う前にきちんとリフォームをしておくことで、シロアリに悩むことがない生活をおくることができるので安心にも繋がりますよ。

MEMO

ただ、リフォームをどのように行うのか、どれくらいの規模のリフォームなのかで費用が大きく異なるため、専門の業者に複数見積もりを取って適正価格でリフォームするようにしましょう。

シロアリの被害に遭った箇所のリフォーム

既にシロアリの被害に遭っている場合は、当然その場所を修繕しなければなりません。

この時に気を付けなければならないのが、単純にその部分を取り換えるだけではシロアリを駆除したことにはならないという点です。

その場所にいたシロアリは、床下に、もしくは家の他の部分に逃げ込むことになるため、工事が終わったら同じようにその場所に戻ってきてしまいます。

それを避けるためにも、改修工事と一緒にシロアリに対して効果のある薬剤の散布を行い、再発を防止するようにしましょう。

シロアリは床下から玄関やお風呂場などの水回りに侵入するケースが多いですが、こちらもその被害場所によって費用が大きく変わってきます。

MEMO

なお、シロアリの巣が一か所とは限らないため、被害に遭った場所はもちろん、家全体をしっかりとチェックしてもらうと安心することができますよ。

シロアリに関連したリフォーム費用について

シロアリに関連したリフォーム費用について

結論から言うと、シロアリに関するリフォームに必要な費用をはっきりとお伝えするのは難しいです。

というのも、玄関のシロアリ被害箇所の補修リフォームと、バスルームの全面改修工事とでは規模もかかる時間も異なります。

当然費用面にも大きな違いが現れるため、ここで適当な価格を出すことはできないのです。

被害が大きい場合は1000万円以上かかることもある

例えば、洗面所の床下のみがシロアリにやられているというような部分的なリフォームであれば、30万円程度で済むケースもあります。

しかし、

  • 床下全体にシロアリの巣が広がっておりボロボロになっているというような場合
  • シロアリが建物に侵入して様々な部分がやられている場合

となると話は変わってきます。

そのような場合は全面的なリフォームが求められるため、建物全体の規模や新しく取り付ける設備などによって異なりますが、1000万円以上の出費になるケースも珍しくはありません。

更に、同じバスルームのリフォームであったとしても、ユニットバスと在来工法とでは値段が全く違いますし、被害の大きさで必要とされるリフォーム方法も変わってきます。

そのため、結論を言うと、シロアリ被害に遭っているという事実が発覚した時点でシロアリ駆除業者相談をし、必要であればリフォームをすることをおすすめします

その際には、具体的にどの部分に改修工事が必要なのか、最小限でどれくらいの額が必要になりそうなのかも業者と話し合っておきましょう。

シロアリ予防のためのリフォームは安く済むことも多い

現状では全くシロアリの被害に遭っていない建物を、予防のためだけにリフォームするのであれば、その費用を最小限に抑えることも可能です。

既に被害が出ている建物の場合は、その被害箇所はもちろんリフォームをしなければなりませんし、他の部分も念入りに調べる必要があります。

一方で、被害が全くない家をシロアリの嫌う環境に変更するリフォームであれば、食害の修繕工事は不要なため、一般的なリフォームと同じように対応可能です。

ただし、当然どこをどのようにリフォームするのかによって費用は大きく変わってくる、という点は同じです。

こちらも建物の規模やリフォーム範囲などで価格が異なるため、シロアリ駆除業者に理想的なリフォームを確認し、予算を決めた後で不要な工事を取り除いていきましょう。

そうすることによって、予算内で最低限必要な対シロアリ予防リフォームが完成します。

床のリフォームと一緒に行えば費用がお得に

どのような建物でも長い年月が経過すると徐々に劣化していくため、シロアリの被害の有無にかかわらずリフォームが必要になってきます。

例えば床のリフォームを考えているのであれば、一緒にシロアリを予防するための工事をしてもらうとよいでしょう。

もちろんシロアリを予防するための工事のみを行うことも可能ですが、床板を交換するリフォームをするのであれば一緒にやってしまうのがおすすめです。

床板を交換する際には、同時にその下の土台や基礎の状態を確認することが可能です。

その時に、一緒にシロアリに対して効果のある薬剤を散布してもらうことによって、シロアリ予防工事を単体でやるよりも作業コストや時間が大きく削減できるのです。

なお、その薬剤は一般的に5年程度を目安に効果が薄れてくるため、予防をし続けるのであれば定期的な散布が欠かせません。

床リフォームの際には、定期的に点検や薬物散布が可能な造りにしてもらうとよいでしょう。

シロアリ被害の家をリフォームするメリット・デメリット

シロアリ被害の家をリフォームするメリット・デメリット

現在お住まいの建物がシロアリの被害に遭っていると発覚したら、どのように対処すべき悩みますよね。

そんな場合は大きく

  • シロアリの被害に遭った箇所のみをリフォームする
  • 建て替えをしてシロアリ被害とは無縁の家を造り直す

の2つに分けることができます。

場合によっては早期にシロアリを発見し、リフォームさえ不要なケースもありますが、気づいたときにはシロアリにやられているという家庭が多いです。

まずはシロアリ被害にあった場合のリフォームのメリットとデメリットを紹介します。

MEMO

リフォームと言っても、簡単に終わるものから大掛かりなものまで様々なので、その規模などによってメリットやデメリットが変わってきます。

シロアリ被害の家をリフォームする4つのメリット

シロアリの被害に遭った家をリフォームするメリットは下記の4つです。

愛着のある建物をそのまま利用できる

いくらシロアリ被害に遭っている建物であったとしても、長年住み続けてきた住み心地の良い家をシロアリのために壊すのは嫌だという方も多いです。

実際に、建て直してしまうと以前の家の雰囲気は全く残らないため、寂しいと感じる方も少なくありません。

例えば建物全体がシロアリの被害に遭っていてどうしようもないという場合は除き、ほとんどのケースはリフォームでシロアリの駆除が可能です

愛着のある建物に住み続けたいのであれば、リフォームをおすすめいたします。

工事期間が短い

リフォーム箇所の数や規模などによって異なりますが、建て直しと比べるとリフォームに要する日数は圧倒的に短いです。

また、後述しますが引っ越しが不要なケースがほとんどですので、現在の家に住みながらリフォームのお願いが可能です

もちろんリフォーム中は家庭内で特定の設備が使えなかったりと不便なこともありますが、それでシロアリが駆除できるのであればメリットの方が大きいでしょう。

引っ越しが不要なケースが多い

建て直しをする場合は、いったんその家を全て解体してから、同じ土地に新しい建物を建てることになります。

当然その場所に住み続けることはできないため、解体工事の前には引っ越しをしなければなりません。

シロアリの被害が大きい場合はやむを得ないかもしれませんが、リフォームであれば引っ越す手間も費用も省けます。

そのため、リフォームでシロアリの被害が完全になくなるのであれば、建て直しよりもリフォームのほうが良いと感じリフォームする方も多いです。

建て替えと比べると安い

シロアリの被害を修繕するためには、まとまった資金が必要になってきます。

しかし、できるだけその費用を最小限に抑えたいと考える方がほとんどなのではないでしょうか。

建て替えの場合は、現在建っている建物を解体して一から新しい建物を造ることになるため、リフォームと比べるとかなりのお金がかかります。

解体工事にかかる費用の相場を坪単価で自分で計算する方法まとめ。

もちろん、リフォームであっても規模によってはある程度のお金は必要ですが、それでも建て直しと比べると安くなるケースが大半です。

リフォームでも新築同様にすることが可能

建て直しをする場合は、当然全ての設備が新しくなるため、大きなメリットを得ることができるでしょう。

一方のリフォームには様々なパターンがありますが、例えばフルリフォームをするのであれば建物全体が新築同様に生まれ変わります。

シロアリに住宅の様々なところがやられているご家庭の場合、被害を全て修繕し、シロアリを完全に駆除する必要があります。

そういった場合はフルリフォームを行うことも珍しくはないですが、そうすれば外観から内装まで、全て新品になるためメリットも大きいです。

MEMO

おおよその方はシロアリ被害にあった場合はリフォームして直すことがほとんどです。

シロアリ被害の家をリフォームする2つのデメリット

メリットの多いリフォームですが、デメリットも存在します。

主なデメリットは下記の2つです。

重要な柱や基礎がやられている場合は強度に不安が残る

同じ家の中であっても

  • 屋根裏をシロアリにやられている
  • 建物をしっかりと支えている大黒柱をやられている

のとでは意味が大きく変わってきます。

前者の場合はその場所を部分的にリフォームすれば、その後も安心してその家に住み続けることが可能です。

しかし、建物を支える重要な柱や基礎部分などの構造部分がシロアリの被害に遭っている場合は、リフォーム後の家の強度が落ちてしまうことがあります。

もちろん建物全体をリフォームするのであれば解消されるデメリットですが、それであれば建て直しをした方がいいと考える方もいるでしょう。

まずは専門の業者にシロアリの被害をしっかりと確認してもらい、その被害の大きさや場所によって対策を考えるのがおすすめです。

場合によっては建て替えよりも高くなる

一般的には、リフォームは建て替えと比べると低コストでできることが多いです。

しかし、構造部分の補強を含んだフルリフォームや、シロアリの被害があまりにも大きく、設備をほぼすべて入れ替えるといった場合は費用が高くなります。

もちろんそれでも建て替えと比べると安いと考える方も多いですが、フルリフォームとなると引っ越しも必要ですし、時間もかかります。

シロアリの被害を早めに見つけることができれば、簡単なリフォームで簡単に修繕することができるでしょう。

しかし、気づいたときには建物の大部分をシロアリにやられているというような場合は、リフォームと建て替えの両方の可能性を考えることをおすすめいたします

MEMO

場合によっては建て替えの方が安くなることもあるため、シロアリ駆除業者に相談をしながらどうするのが良いかを考えてみましょう。

シロアリ被害の家を建て替えするメリット・デメリット

シロアリ被害の家を建て替えするメリット・デメリット

リフォームもいいが、全てスッキリさせたいから建て直してしまおう、と考える方もいらっしゃいます。

続いて、建て直しのメリットとデメリットを紹介していきますね。

シロアリ被害に遭った家を建て直す3つのメリット

それでは、建て直しにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

主なメリットは下記の3つです。

基礎からすべてやりなおすためシロアリを完全に駆除できる

シロアリの被害が大きい場合は、結局家全体をフルリフォームしなければならなくなるケースもあります。

フルリフォームをすれば住宅が生まれ変わって被害も全て解消されますし、シロアリもしっかりと駆除することが可能です。

しかし、「どうせフルリフォームをするのであれば、建て直したほうがすっきりとする」という方も多いのではないでしょうか。

建て直しをするには初めに現在の建物を解体することになりますが、その解体工事ではシロアリにやられた全ての部分を取り除きます。

シロアリの被害の規模に関わらず、建物自体がなくなるためまっさらな状態で新しい家を建てることができるのです

当然新築で建てられた物件にはシロアリなどいませんし、家を建てる段階からシロアリにやられないような対策を立てることも可能です。

住宅の間取りや設備に不満がある場合もついでに解消できる

現在お住まいの建物に対して何らかの不満を抱いていたり、問題を抱えてはいませんか?

リフォームの場合は、現在の建物をそのまま残しつつシロアリにやられた部分を必要最低限取り換えるという工事が一般的です。

そのため、リフォーム後も以前の建物の状態がそのまま維持されるケースがほとんど。

一方で、建て直しの場合は外装から雰囲気、建物内部の間取りに至るまで、全てをはじめから作りなおすことが可能です

もちろんフルリフォームをすればある程度の間取り変更も可能ですが、実は構造上できない部分も存在します。

そのため、本当に満足した間取りにしたいのであれば、シロアリ被害を解消するのとともに希望の住宅が手に入れられる建て直しもおすすめです。

リフォームよりもローンの審査に通りやすい

一般的には、建て直しの方がリフォームよりも多額のローンを組みやすいです。

シロアリ被害に遭った家のリフォームをするには、相応のお金が必要になるケースもあります。

しかし、大きな額のローンの審査に通らないと頭を抱える方もいるため、それならばローンが通りやすい建て直しを検討するのも方法の1つです。

もちろん、結果的にリフォームよりも建て直しの方が出費が大きくなりがちですが、その分大きなローンを組むことができれば工事を行うことができます。

少額でシロアリ被害を修繕できるような場合はリフォームでも構いませんが、大規模な修繕が必要な場合は建て直しも考慮してみましょう。

MEMO

住宅は一回の購入で満足するということはないので、もしがっつりシロアリにやられているなら建て替えも検討しましょう。

シロアリ被害に遭った家を建て直す5つのデメリット

建て直しには、新品の住居を手に入れられるという大きなメリットがありますが、やはりデメリットも存在します。

主なデメリットは下記の5つです。

住み慣れた建物がなくなってしまう

建て直しをするということは、それまで長年過ごしてきた家がなくなってしまうということでもあります。

例えシロアリの被害に遭っていてボロボロになってしまった建物であっても、その家に住み続けたいと考える方もいるでしょう。

そういった方にとっては、建て直しは大きなデメリットとなってしまいます。

シロアリの被害が建物全体に及んでいる住宅では、場合によってはリフォームよりも建て直しの方が安いことがあります。

しかし、それでも思い出の詰まった家を手放したくないという方は、リフォームを選択するのも良いでしょう。

一般的にはリフォームよりも高額

シロアリの被害が建物全体に及んでおり、その全てを修繕しつつ新しい設備を取り入れるといったフルリフォームは、建て直しよりも高くつくこともあります。

しかしほとんどのケースでは、建て直しはリフォームよりも高額になるため、単純に費用面で建て直しのデメリットが大きくなります

上述したように、費用が大きくなっても建て直しの方が住宅ローンが組みやすいという利点はありますが、できるだけ安く抑えたいのであればリフォームがいいでしょう。

引っ越しや仮住まいの確保が必要

建て直しをする場合は、いったん今住んでいる家を解体しなければなりませんし、新しい家ができるまではそこに住むことができません。

そのため、解体工事から新築物件の完成までは、仮の住まいで過ごさなければなりません。

もちろん工事の日程はケースバイケースですが、一般的に半年ほどは別で賃貸物件を借りてそこで生活を送ることになります

当然引っ越し費用も掛かってきますし、仮の住まいでは何かと不便を感じることもあるかもしれません。

リフォームの場合は、その家に住みながら修繕工事を行ってもらえることも多いため、この部分は建て直しの大きなデメリットの1つです。

時間がかかる

リフォームでシロアリの被害を修繕するケースを見てみると、場合によっては数日で工事が完了してしまうこともあります。

シロアリ被害が大部分に及んでいる場合は時間もかかりますが、それでも建て直しと比べるとリフォームは短い期間で終わらせられます。

逆に言うと、建て直しはリフォームよりも確実に長い時間が必要になってくるため、その部分がデメリットだと感じる方もいるでしょう。

できるだけ早く工事を終わらせたいのであれば、建て直しよりもリフォームを選択することをおすすめいたします。

建て直しに際して税金がかかってくる

リフォームの場合は、現存する家の一部を修繕するだけですので、これといった税金を支払う必要はありません。

しかし建て直しの場合は新規で不動産を得ることになるため、それに際して

  • 不動産取得税
  • 登録免許税

をはじめとする様々な税金がかかってきます。

⇒一戸建てを購入するために必要な諸費用はいくら?それぞれの相場価格

もちろん建て直しの工事費用全体から見ると大したことのない額かもしれませんが、リフォームにかかる費用と比較するとやはり高額です。

建て直しをする場合は、単純に解体業者や建築業者に支払うお金以外にも、税金を支払う義務が発生するということを覚えておきましょう。

MEMO

やはり建て替えはメリットよりもデメリットの方が多いためしっかりと考えた上で決めるようにしましょう。

シロアリに関連したリフォームをする場合の注意点

シロアリリフォームの目的は、大きく

  • シロアリ被害に遭った場所を修繕する
  • 今後シロアリ被害に遭わないような環境を造る

の2つになります。

例えば、現状でシロアリ被害が認められない住宅に対するシロアリリフォームは、2番のシロアリの嫌う環境造りのためのリフォームと言うことになります。

そのため、リフォームをするには、第一にシロアリが好む環境を知り、それからシロアリが寄り付かない家づくりを目指していくのが望ましいです。

シロアリが好む環境を知る

シロアリが最も好む環境として、

  • 高湿度
  • 適度な温度
  • 日当たりが悪くジメジメしている

といった場所にシロアリは多く発生します。

特に風通しが悪く湿度の高い場所はシロアリの格好の住みかとなるため、家づくりにおいては極力避けるべきポイントです。

実際に、シロアリの被害に遭っているご家庭のほとんどは、床下に湿気が多く、ある程度の温度が保たれていることが多いです。

逆に言えば、そういった環境をつくらなければ、例えシロアリがそこを通過したとしても居心地が悪いと判断されるため、巣を作る可能性が低くなります。

それを踏まえた上でシロアリ対策のリフォームで避けるべき点を見ていきましょう。

床下の換気口をふさぐような設計

シロアリは、地面をつたって床下から建物内に侵入してくるケースが大半ですが、その床下がジメジメしている場合はそこから徐々に被害に遭っていきます。

一般的には、家庭の床下はただでさえ湿気がこもりやすくジメジメしがちな場所ですので、できるだけ風通しを良くしなければなりません。

しかし、中には床下に様々な配管を設置したり、通気口の前に何かを置いて風の通り道をふさいでしまうご家庭も存在します。

そうなると、シロアリにとって快適な環境が出来上がってしまうため、リフォームをする際にはできるだけ床下の風通しの良さを考える必要があります。

地面に直接木を立てたり花壇を設置する

シロアリは地下から、快適な建物の木材部分を目指します。

そのため、地面に直接木を放置してそこがジメジメしているだけで、シロアリの被害に遭う可能性が高くなります。

単純に独立した木材を置いておくだけであれば、直接建物に大きな被害を与えるということはないでしょう。

しかし、土壌に直接木材をさし、その木材の一部が母屋とつながっているような場合は、シロアリの建物への直接侵入を許してしまうため、極力避けたほうが良いでしょう。

同様に花壇などを設置する際にも、土台全体が直接地面に接するような構造はできるだけ控えることをおすすめいたします。

被害箇所の部材のみを交換するリフォーム

シロアリの被害に遭ったご家庭がリフォームをする際には、単純にその被害箇所の部材を取り換えるだけで済ませてしまうケースも存在します。

被害に遭ってボロボロになった部分を交換するのは当たり前かもしれませんが、リフォームをする以上はその周辺にもシロアリが潜んでいる可能性を考えましょう。

取り換えただけで、その後シロアリを発生させない予防をしないようなリフォームでは、工事後もすぐにシロアリが発生するリスクがあります。

通常は、リフォーム後は安心してしまいシロアリのことなど忘れがちなので、そうしている間に交換した部材も再度被害に遭ってしまうのです。

せっかくリフォームをするのですから、その後もシロアリが住みにくいような家づくりを目指していきましょう。

シロアリのリフォームでしておきたい3つのポイント

シロアリのリフォームでしておきたい3つのポイント

それでは反対に、シロアリ対策のリフォームでしておいたほうが良いことにはどのようなものがあるのでしょうか。

リフォームする場合にしてほしいポイントは下記の3つです。

定期的に点検できるような構造を造る

今後ずっとその家に住み続けるつもりなのであれば、その期間シロアリの被害が発生しないように、定期的に床下などを点検しておきたいものです。

そのため、どうせリフォームをするのであれば、気軽に床下や天井裏などを点検できるような仕様にしてしまうのも方法の1つです

特にシロアリが発生しやすいバスルームなどは、ユニットバスの床下を簡単に点検できるようにしておけば、定期的にチェックや予防が可能です。

もちろん施主が直接点検するのも良いですが、シロアリの駆除業者に任せる際にもチェックにかかる時間を大幅に短縮することができます。

床下に換気ファンの設置を検討する

建物の床下というものは、どれだけ風通しの良い設計を実現できたとしても、ある程度の湿気は溜まってしまうものです。

その湿気を取り除く方法の1つとして、換気ファンの設置をおすすめいたします。

換気ファンを床下に取り付けることによって、建物の地面に近い部分の空気が常に循環されるようになるため、必然的に湿度を下げることができます。

湿度が下がればシロアリにとって快適な環境は避けることができますし、シロアリが巣食うリスクを最小限に抑えることができるのです。

再発防止のための予防リフォームも行う

シロアリの被害に遭った箇所を修繕するのはシロアリリフォームの大前提ですが、同時に再発防止のために予防リフォームを行うのもおすすめです。

シロアリの予防とは、シロアリの嫌う薬剤を建物の床下に散布し、その後の数年間はシロアリの発生を防ぐというものです。

薬剤にも様々なものがありますが、通常の住宅であれば床下から建物の内部にその薬剤が入り込むということもないため、今まで通り生活が可能です。

MEMO

シロアリ駆除の専門業者に依頼すれば、シロアリの駆除だけではなく予防のための工事もしてくれるため、まずは業者に相談してみましょう。

最後に

自宅でシロアリを発見したからと言って、絶対にリフォームが必要だというわけではありません。

しかし、一般的にはシロアリを見つけた時点ですでに被害が出ていることも多いため、場合によってはリフォームや建て直しに多額の費用が必要です。

シロアリの予防リフォームを事前に行っておくことで、シロアリに対する出費を最小限に減らすことが可能です。

ただし、いずれにしてもリフォームをする際にはその規模や場所、構造などによって価格が大きく変わってきます

正確な費用を出すには、シロアリ駆除の専門業者に見積もりを出してもらうのが最も確実なため、複数の業者に連絡をして確認することをおすすめします。